突然現れた赤い蟻の小さな群れ。ティッシュで潰しても、次々と出てきて大変!やっと片付けたのに、翌日にはまた現れることが多いですよね。あの気持ち悪い赤い蟻をどうにかしたいけど、どうすればいいか悩んでいる人もいると思います。
今回は、この赤い小さな蟻をどう対処するかをお伝えします。参考にしていただければ嬉しいです。
赤い蟻にはどんな種類があるの?
日常でよく見る赤い蟻の多くはアシナガアリです。室内に入ってくる小さな赤い蟻には、イエアリやヒメアリがよくいます。
ヒメアリは大人になると約2mmの小さいアリで、色は光沢のある黄褐色で、お腹は黒いです。砂糖やシロップ、スナック、乾燥食品が好きで、甘い食べ物を求めて家の中に入ってきます。体が小さいので、窓やドアの隙間から簡単に入れます。
赤い蟻はどんな影響を与えるの?
赤い蟻は群れで動くため、家の中にたくさん入ってくることがあります。
小さいので、知らない間に噛まれることもあります。外から入ってきた蟻を放置すると、家の中で増えてしまうこともあります。
鉢植えなどを外から持ってくると、知らずに蟻を連れてくることがあります。そのため、寝ている間に噛まれてしまうことも多く、人やペットが噛まれると皮膚に問題が起こることがあります。蟻は噛んだり刺したりしないと思われがちですが、実は攻撃的で、刺すこともあります。
蟻は「蟻酸」という酸を持っていて、これが皮膚に痛みやかゆみを引き起こします。
赤い蟻の駆除と侵入を防ぐ方法
赤い蟻を自分で駆除する方法と、侵入を防ぐための対策について説明します。
まず、駆除の方法を3つ紹介します。
殺虫スプレー
赤い蟻に直接スプレーしたり、巣を見つけたらそこに吹きかけましょう。ただし、スプレーをかけると蟻が素早く動くので気をつけてください。
部屋全体の殺虫剤
特定の部屋にだけ蟻がいる場合は、広い範囲に使える殺虫剤を使うと良いでしょう。遠くから安全に駆除できるので安心です。ただし、使った後は床などをしっかり拭き取る必要があります。
巣を壊すための毒エサ
毒エサを置くと、蟻がそれを巣に運び、仲間も食べることで巣全体が壊れることが期待できます。置くときは、子供やペットが触れたり食べたりしないように注意が必要です。毒エサは一度置いたら触らずに、そのまま待つことがポイントです。蟻は通った道を覚えているので、根気よく待つことが大切です。
次に、侵入を防ぐ方法を3つ紹介します。
アリを駆除する方法
アリを引き寄せる原因をなくす
赤い蟻を防ぐためには、アリが来ないようにすることが大切です。アリは甘いものが好きなので、砂糖やジュース、シロップがこぼれたら、しっかり掃除して拭き取るようにしましょう。
窓の隙間をふさぐ
窓やドアに隙間があると、アリが入ってきやすくなります。ゴムなどを使ってその隙間を埋めると良いです。
アリが嫌がる匂いを使う
効果的な方法として、アルコールスプレーやミント水、ハッカ水を使うのが良いでしょう。これらをアリが出てきた場所や通り道にスプレーして掃除すると、一時的にアリの侵入を防ぐことができます。
赤い小さな虫には他に何がいる?
赤い蟻以外でよく見かけるのは、タカラダニという赤い虫です。北海道から沖縄まで広く分布し、コンクリートや土の上に住んでいます。体長は約1ミリほどで、いろんなものを食べます。幼虫のときはコケなどを食べて成長します。
タカラダニはセミやクモに寄生し、その体液を栄養にして育ちます。幼虫は3月に見られ、4月下旬から6月の産卵期に被害が増えます。7月になると活動が少し落ち着きます。
タカラダニはメスだけで繁殖するので、春から初夏にかけて対策をすることが大切です。
まとめ
突然赤い蟻の小さな群れが入ってくると、赤ちゃんやペットがいる家庭では心配になりますよね。蟻がとても小さいので、侵入を防ぐのが難しいこともあります。まずは、赤い蟻を引き寄せないように自分でできる対策をすることが大切です。紹介した対策はすぐにできるものが多いので、ぜひ試してみてください。
もし赤い蟻が発生してしまったら、自分で駆除する方法を試してみてください。
すぐに完全に駆除したい場合は、アリ駆除の専門家に頼むのが安心です。