キャップは夏の厳しい日差しから守ってくれるだけでなく、スタイルに個性を加える必需品でもあります。
あなたは、かぶろうと思ったキャップが型崩れしていたことはありませんか?
大切にしているキャップが形を崩れると、見た目の魅力も減ってしまいますね。
洗濯したり、適切ではない方法で保管してしまったりすると、キャップはすぐに形が崩れやすくなります。
ですから、愛用のキャップを長く使い続けるためには、形を保つための予防策を知っておくことが大切です。
ここでは、形が崩れた帽子を元に戻す方法と、予防策について紹介します。
キャップの型崩れを修正するコツ
キャップをもとの形に復元する際には、「蒸気」を使うのがポイント!
乾燥したキャップのを修正するのは難しいため、この技術が役立ちます。
「スチームアイロン」を使用して蒸気をキャップに当て、水分を染み込ませることで、もとの形に近づけることができます。
しかし、メッシュ素材や革製のキャップにはアイロンの熱がダメージを与える可能性があるので、使用する際は慎重に行う必要があります。
キャップの型崩れを整え直すコツ
ここでは、キャップの型崩れを整え直すコツをお伝えします。
①スチームアイロンを駆使した修復方法
今日では、多くのアイロンがスチーム機能を搭載しており、この機能によりシワを解消することができます。
特に、キャップの形状を手軽に直す際にスチームアイロンが役立ちます。
【準備するもの】
- 直したいキャップ
- スチーム機能がついたアイロン
- 火傷防止用の手袋または軍手
【操作手順】
- キャップのツバに対して、低温でスチームを5秒程度適用します。
(※スチームを長く当て過ぎるとキャップが損傷する可能性があるため、注意が必要です。) - 手袋をした手で、スチームを当てたツバを望む形に合わせて約10秒間固定する。
- 冷えるまで待つ。
- 再びスチームを当てる。
- 形が十分に戻らない場合は、この手順を繰り返す。
続いて、キャップの頭部分の形状修正に移ります。
【準備するもの】
- 直したいキャップ
- スチーム機能がついたアイロン
- 火傷防止用の手袋または軍手
- タオルまたは新聞紙
【操作手順】
- タオルや新聞紙をキャップの内側に充填する。
- 頭部にも低温スチームを5秒程度吹きかける。
- スチームを当てた箇所を、手袋をした手で軽く押しながら望む形に整えす。
- 冷えるまで待つ。
- 再度スチームを適用する。
- 形が思うように戻らない場合は、手順⑥から⑩までを再度実行。
- 充填したタオルや新聞紙を取り出し、乾燥した新しいものに置き換える。
- 風通しの良い場所でキャップを陰干しする。
②スチーム機能がないアイロンでも形を整える方法
スチーム機能付きのアイロンを持っていなくても、キャップの形を整えることは可能です。
ここで重要なのは「蒸気」をうまく利用することです。湿らせたタオルを使って、同じように効果を出す方法があります。
この方法では、スチームアイロンを使う時とほぼ同じ手順を踏みます。
ただし、湿ったタオルをキャップに置き、その上からアイロンをかけるというステップが加わります。
小さめのハンドタオルなど、扱いやすいサイズのタオルが推奨されます。
タオルが乾燥してしまったら、適宜水で濡らして再度使用してください。
また、湿ったタオルの代わりに、霧吹きを使う方法も有効です。
アイロンをかける前に、霧吹きでキャップに水を吹きかけることで、スチームアイロンを使用するのと同様の効果が期待できます。
③スプレー糊でシワをなくす方法
スプレー糊を使えば、シワを簡単に解消できます。
これには、アイロン使用時や洗濯時に衣服に適用できるタイプがあり、どちらも市販で手に入ります。
本来はシャツの襟や袖をしっかりと固定するために用いられるものですが、キャップのシワ除去にも有効です。
キャップをきれいな形で保つ方法
ここでは、キャップが長く美しい形を保てるようにするためのいくつかのアドバイスをご紹介します。
①適正な保管方法について
普段、皆さんはキャップをどのように保管していますか?
不適切な保管方法は、キャップをかぶろうとした際に形が崩れてしまい、残念な気持ちにさせます。
保管方法について一度見直しをしてみましょう。
【保管のコツ】
- 新聞紙やタオルを使って形を整える
湿気や形崩れを防ぐために、キャップの内側に新聞紙やタオルを詰めて形を保ちます。これは湿気による雑菌の増加も防ぎます。 - 平らな場所に置く
キャップを吊り下げて保管するスタイルは魅力的ですが、重力の影響で帽子が伸びてしまい、形崩れの原因になります。
できるだけ平らな場所に置いて保管することが望ましいです。キャップを多く持っていて平らな場所に収まらない場合は、クローゼット内で吊り下げることができるハンギングラックの使用がおすすめです。
これにより、防湿効果も期待できます。 - 外出先での対策
外出先でキャップを脱いだ際、バッグに入れてしまうと形が崩れやすいです。
そういう時には、キャップクリップを利用してバッグやズボンのベルトにキャップを掛けることで、形崩れを避けることができます。
②キャップをきれいに洗う方法
キャップを洗うときは、形を保つことが重要です。
キャップの洗い方に関するいくつかのポイントをご紹介します。
【洗い方のポイント】
- 洗濯表示をチェックし、手洗いを優先
キャップに付いている洗濯表示を見て、手洗いが可能かどうかを確認してください。洗濯機では強力な水流がキャップを変形させる可能性があるため、手洗いが推奨されます。 - 手洗いの際はザルを活用
手洗いする際には、キャップにフィットするサイズのザルを使って洗うと、形を維持しながら洗えます。 - 洗濯機を使う場合はキャップ用ネットを使用
市販されているキャップ専用の洗濯ネットを使用すれば、洗濯機でも安心してキャップを洗うことができます。
洗濯機で洗う際には、デリケート衣類用の洗剤を使い、デリケートコースでの洗浄をお勧めします。プラスチック製の洗濯ネットは、洗濯時だけでなく、収納や旅行時のキャップ保護にも役立ちます。 - キャップの干し方
キャップを洗った後の干し方にも気を付けましょう。
キャップの内側に乾燥したタオルや新聞紙を詰めたり、適切なザルを使って、形を整えながら干すと良いです。
キャップの洗濯による形崩れを防ぐ方法を紹介しましたが、キャップを長持ちさせるには、洗濯回数を減らすことも大切です。
使用後はサッと濡れタオルで拭くことで、汚れを落とし、洗濯の必要性を低減させましょう。
定期的なお手入れで、キャップへの愛着も増し、長期間愛用することができます。
【キャップのケア完全ガイド】形崩れ修正・洗濯方法・保管テクニックまとめ
ここまで、【キャップのケア完全ガイド】形崩れ修正・洗濯方法・保管テクニックをお伝えしました。
キャップの形を直す際には、蒸気を利用して湿度を加え、形を整えることがポイントです。
シワを取り除きながら蒸気を放出するスチームアイロンは、特に使い勝手が良く便利です。
また、スチームアイロンがなくても、湿らせたタオルや水のスプレーを使って同じ効果を得られます。
洗濯やアイロンがけの時にスプレー型の接着剤を使用すると、キャップをさらにきちんと仕上げることが可能です。
キャップを保管する際はキャップを平らな面に置き、その形を維持するために内側にタオルや新聞紙を詰め込むことがおすすめです。
また、キャップを手洗いするときには、キャップの形を維持できる適切なサイズのザルを利用します。
キャップ用の洗濯ネットを活用すれば、洗濯機での洗いも安心です。
プラスチック製の洗濯ネットは洗濯後のキャップの干し方や収納にも役立ちます。