気がついたらいつの間にか提出する書類や申請書などが、しわしわになってしまうことよくありませんか？
大事な文書ほど、本当に頭を悩ませることになります。
紙のしわを何とかして取り除きたいと思う人は多いはず！
実は、紙のしわを簡単に取り除ける方法があります。
この記事で紹介するのは、困ったときに役立つ紙のしわ取りテクニックです。
これからご紹介する方法を使えば、完璧とは言いませんが、人に見せても恥ずかしくないくらいには紙のしわを平らに伸ばせますよ！ぜひ試してみてください♪
しわ取りで紙を見違えるようにする4つの方法
紙が一度しわになると、完全に新しい状態に戻すことは難しいですね。
でも、しわが入った紙を改善する方法は実際にあります。
時間をかけて少しずつ修正する安全な方法から、すぐに結果が得られる方法まで、様々な選択肢をお伝えします。
自分に合った方法を見つけて、試してみてください。
- 重石を使った紙のしわ伸ばし方法
- アイロンによる紙のしわ伸ばし方法
- 水分を加えてアイロンで紙のしわ伸ばし法
- 冷凍庫を使った紙のしわ伸ばし法
それでは一つ一つ見ていきましょう。
重りを使った紙のしわ伸ばし方法
ご紹介する最初の方法は、紙を滑らかに戻すために重りを活用する非常にシンプルな方法です。
この手法により、重りを用いて紙に圧力を加え、徐々に伸ばしていきます。
少々時間が必要ではありますが、紙への損傷を極力抑えられますよ！
「しわを直したいが紙の破損や色褪せを防ぎたい」と考えている方には、この方法が適しています。
【用意するもの】
- 平面の板や雑誌×2
- 安定感のある重り
- （あれば）スプレーボトル
操作手順
- しわのついた紙を平面の板や雑誌で挟み込みます。
- その上に重りを乗せます。辞書や図鑑のように、重りが均等に分布するような安定感のあるアイテムを選びましょう。
ペットボトルに水を入れて使用する場合は、横にして並べると良いでしょう。 - その状態で一晩から数日間置いておきます。
- その後、紙を取り出して平滑になったかを確認します。
もし十分ではない場合は、スプレーボトルで紙に軽く水を吹きかけ、もう一度1～3を繰り返してください。
アイロンによる紙のしわ伸ばし法
続いて、紙のしわをアイロンで伸ばす方法をご紹介します。
紙にアイロンを使用するというと意外に思われるかもしれませんが、実際には広く知られている手法です。
意外と知られていないことですが、紙は布と比べて熱への耐性が強く、適度にアイロンをかけても問題はありません。
重しを使って時間をかけるよりも、すぐにしわを取り除きたい時にこのアイロン法はとても役立ちます。
【用意する物】
- アイロン
- コピー用紙や薄い布
【操作手順】
- アイロンを低～中温度に設定する。
- しわのついた紙を速やかにアイロンでかける。
- 紙を汚さないようにするため、コピー用紙や薄い布で挟んでからアイロンをかけると良い。
- 状況に応じて、2～3を繰り返し、紙のしわを丁寧に伸ばしていく。
水分を加えてアイロンで紙のしわ伸ばし法
次にご案内するのは、紙に少し水を加えた後にアイロンを使う、しわ取りの進化版です。
この方法は、特に深いしわを持つ紙に効果的です。
紙を湿らせると言っても、過剰に水を浸すわけではありません。
わずかに湿らせるだけで、紙のダメージは最小限です。
【用意するもの】
- アイロン
- 水を含ませてしっかり絞ったタオル、または霧吹き
- 乾いた薄手の布やガーゼ
【操作方法】
- アイロンは低から中の温度に設定します。
- しわがある紙に、絞ったタオルで軽く湿らせます。
より深いしわの場合は霧吹きで水を吹きかけます。 - その後、乾いた布やガーゼで紙を挟んで、アイロンをかけていきます。
（※最初に紙の裏面からアイロンをかけることが推奨されます） - しわがなくなるまでこのプロセスを繰り返します。
片面だけでは不十分な場合、より良い結果を得るために両面にアイロンをかけてください。
冷凍庫を使った紙のしわ伸ばし法
雨や湿気で紙が濡れてしまい、気がつくとしわしわになっているのはよくある話です。
特に大判の紙には適していませんが、小さめの紙を冷凍庫に入れると、しわが目立たなくなることがあります。
この方法は、ノートやメモ帳などの小さいアイテムに特に有効です。
もし手詰まり感を感じたら、この方法を試してみてください。
【用意する物品】
- ジップ式の保存袋
- 水霧スプレー
【操作手順】
- 濡れてしわになった紙をジップ式の保存袋に入れる。
袋の口はしっかり閉めなくても大丈夫。 - その袋を縦にして冷凍庫に置き、24時間～48時間そのまま放置。
- 取り出した後に紙が少し波打っている場合は、前に説明したおもりを使った紙のしわ伸ばし法を使って仕上げる。
紙のしわ伸ばしにおける重要な注意事項
紙のしわを解消する方法は多数ありますが、作業を進めるにあたり、特に心掛けるべき事柄がいくつかあります。
重視すべき点は以下の通りです。
- 薄い紙や繊細な紙は取り扱いに注意が必要
- 紙に水分を加える場合、インクの種類や紙の質に留意する
- アイロンを利用する際には、スチーム機能の使用を控える
- アイロンをかけ過ぎないようにする
- ヘアドライヤーの使用は避ける
これらの注意事項は、紙をきれいにしわ伸ばしする際に非常に役立ちます。
以下で、これらの項目についてもっと深掘りしていきます。
①薄い紙とデリケート素材の取り扱い注意
書道で使われる半紙や他の薄手の紙は、アイロン使用や冷凍庫での保存といった処理により、逆に損傷する恐れがあり、慎重な扱いが求められます。
加えて、レシートや銀行のATM利用明細書のような感熱紙は、熱を加えた際に黒く変色してしまう性質があります。
紙の種類によっては、しわ取りの方法が適していないこともあるので、どんな紙を扱っているのか、その性質や材質を事前にしっかり確認することが重要です。
②書かれた内容のある紙の水濡れ対策
無地の紙を扱う際には特に問題はありませんが、すでに何かが書き込まれている紙のしわを取りたい場合には、そのインクが水に対してどの程度耐性があるのかを前もって確認することが重要です。
しわを伸ばす過程で紙に水を加える方法は効果が期待できますが、水溶性のインクで記入された文書では、水によってインクが滲む恐れがあります。
また、塗料が施されたポスターやコーティングされた紙などは、アイロンをかけることで溶解や色変更のリスクが発生する場合があります。
このような紙には、保護するための布を使ってアイロンを裏側から当てることが最適です。
③アイロン時にスチームを避けるべき理由
紙を平らにするためにアイロンを使用する際、スチーム機能の利用を考えがちですが、実際には推奨されません。
スチームを使うことで、紙が必要以上に湿り、その結果、紙が波打つ原因となることがあります。
紙が湿ると非常に敏感になり、扱いが難しくなります。
そのため、アイロンを使う際はスチーム機能をオフにし、適度に湿らせた紙に対してゆっくりとアイロンをかけることが良いとされています。
④適切な加熱量でアイロンを使用
アイロンを活用する際は、過剰な加熱を避けることが肝心です。
重しを使ってじっくり時間をかける方法と異なり、アイロンによる加熱は紙の変色、褪色、または焦げる可能性を高めます。
紙が十分にしわが伸びたと判断したならば、それ以上アイロンをかけるのをやめるべきです。
⑤ドライヤー利用は避けて
濡れた紙を早く乾かしたい場合、ドライヤーの利用を考えがちですが、紙のしわを整えたいときにはこの方法はお勧めできません。
ドライヤーを使うと、水分が急速に散逸し、その結果紙がさらに波を打つ原因となります。
紙の外観をさらに損ねることになるため、しわを取り除く目的でドライヤーを使用するのは控えることが望ましいです。
しわが入った紙幣をきれいにする方法
様々な種類の紙がありますが、日々使用するコピー用紙から特別な模造紙、さらには厚紙に至るまで、その種類は幅広いです。
通常、人々が考えるのはコピー用紙のことが多いですが、実際にはしわを取り除きたいと思う際に紙幣も考慮に入れる方が意外と多いのです。
例えば、お祝いの際に新しい紙幣を準備することを忘れた時、自分の持っている紙幣のしわを何とかしたいと思う人もいます。
実際には、紙幣でも一般的な紙と同様に、既知の方法でしわをある程度取り除くことが可能です。
お札に直接アイロンをかけることに抵抗がある場合は、紙幣を少し湿らせてから、本や板の間に挟んで重しをかけしわを伸ばすという方法が有効です。
【紙のしわを解消する4つの方法】あらゆる紙のしわ伸ばしテクニックとポイントまとめ
ここまで、様々な紙のしわ伸ばし方法をお伝えしました。
一番リスクの少ないしわ伸ばし方法は、重石を利用する手段です。
アイロンを使ってしわを伸ばす際には、しわの深さに合わせて異なるやり方を採用することが求められます。
水性インクが使われた書類や薄い紙類を湿らせる時には、慎重な扱いが必要です。
アイロンをかけるときは、スチーム機能を使用しないようにします。
また、アイロンの使用は控えめにし、必要以上にかけ過ぎないよう注意します。
ドライヤーによるしわの除去はおすすめできません。
紙のタイプによっては、しわを完全に直すことができないこともあります。
