オフィスや学校でよく使われる「修正液」は、ミスの訂正には欠かせませんよね。
でも、思わず必要ない場所に塗ってしまったらどうしましょう？
そんな時のために、修正液や修正テープが紙、服、手、机などについてしまった際の落とし方をご紹介します。
また、「修正テープ」も人気がありますね。
これは速乾性が特徴ですが、取り扱いには注意が必要です。
その落とし方についても、こちらでご説明します。
困っている方は、ぜひこの記事で紹介する方法を試してみてください。
紙に修正液がついた場合
ここでは、誤って紙に修正液や修正テープがついてしまった場合の対処法をお伝えします。
修正液
紙に間違って修正液がついてしまった場合、その固定性のために取り除くのは難しいです。
ですが、修正液が固まってひび割れた場合は、少し取り除くことができるかもしれません。
とはいえ、紙を傷めずに修正液だけを完全に取り除くことは難しく、紙が破れてしまうリスクも伴います。
そのため、取り除くのを諦めた方が無難かもしれません。
修正テープ
修正テープを取り除く方法は、以下のようにいくつかあります。
- 専用の修正テープはがしを使う
修正テープ専用の除去ツールを使って慎重に剥がす。 - ハンドクリームを使用する
修正テープの上にハンドクリームを塗り、柔らかくしてから剥がす。 - 砂消しゴムを活用する
紙を傷つけないよう慎重に砂消しゴムで削り取る。
木製の床や机に修正液やテープが付着した場合
木製の床や机に修正液やテープがついてしまったら、簡単には取れないことがあります。
そんな時に役立つ、できる限り綺麗に取り除く方法をご紹介します。
修正液
残念ながら、木製の床や机から修正液をきれいに取り去る専用の溶剤はありません。
乾いた後は、消しゴムを使って軽く擦ったり、木を傷めないよう爪楊枝、綿棒、スクレーパーなどの柔らかい道具を使って、慎重に取り除く必要があります。
修正テープ
木製の床や机に修正テープがついてしまった場合は、紙を扱うときと似たような方法で取り除くことができます。
テープがしっかり乾いたら、次の方法を試してみてください。
- 専用の修正テープはがしを使う
修正テープはがしは、テープを簡単に剥がせる商品です。 - ハンドクリームを塗る
テープの上にハンドクリームを塗り、柔らかくしてから慎重に剥がす。 - 砂消しゴムで削る
砂消しゴムを使って削り取る。（強く擦らず、傷つけないよう注意する。）
洋服に修正液をつけてしまった時
誤って洋服に修正液を落としてしまうことは、誰にでも起こりうるミスです。
そんな時、どのように対応すればよいのでしょうか？
大事な服を保護したい場合
大切な服に修正液がついてしまったら、迷わずクリーニング店にお願いすることをお勧めします。
確かに、修正液を取り除ける特別な溶剤は存在しますが、それらを適切に扱うには専門知識が必要です。
そのため、プロの手を借りるのが最も安全かつ確実な方法です。
自宅で何かを試みると、かえって汚れを広げる可能性があるため、そのままプロの元へ預けるのが賢い選択です。
多少のダメージが気にならない場合
クリーニングに出すほどではなく、衣服が若干傷んでも構わないという場合は、歯磨き粉を使用した方法が役立ちます。
【準備するもの】
- 中性洗剤
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
【作業手順】
- 修正液が乾燥して硬くなるまで待つ。
- 硬化したら、服を優しく揉んで、修正液を少しずつ崩していく。
- 残っている修正液は、歯ブラシを使って優しく擦り落とす。
- より徹底的に取り除きたい場合は、歯磨き粉を適量歯ブラシに取り擦る。
- 水でしっかりと洗い流し、歯磨き粉をすすぐ。
この処理方法では、服にダメージが生じる可能性があるため、注意してください。
完璧に修正液を取り除くのが難しい場合もありますが、試す価値はあります。
手についた修正液の落とし方
もし手に修正液がついてしまったら、早めに石鹸と水でしっかりと洗い流すことが大切です。
それでも落ちない場合には、クリームタイプのクレンザーを使ってみると良いでしょう。
ただし、肌がデリケートな方や、手が荒れやすい方はクリームクレンザーの使用を控えてください。
他の場所についた修正液のお掃除方法
ここからは、他の場所についた修正液のお掃除方法をお伝えします。
金属やガラスに付着した場合
金属やガラスに修正液がついてしまったときは、無水エタノールを染み込ませた布で優しく拭き取る方法が効果的です。
ただし、使用する前には必ず、目立たない部分で試して、その表面に変化がないか確認してください。
無水エタノールは薬局で手に入ります。
プラスティックについた修正液
プラスティック表面の修正液も、同じく無水エタノールを使った拭き取りがおすすめです。
こちらも、金属やガラスの場合と同様に、あらかじめ目立たない場所でテストしてから使用しましょう。
無水エタノールの使用により、プラスティックが白くなったり、割れる可能性があるので、注意してください。
【修正液の汚れを落とす方法】紙や服、手、机についた時の対処法まとめ
ここまで、【修正液の汚れを落とす方法】紙や服、手、机についた時の対処法をお伝えしました。
紙や木製品についた修正液を完全に取り除くことはなかなか難しいですが、消しゴムを使ってできるだけ擦り取るのが一般的な方法です。
修正テープは、専用の取り除き製品や砂消しゴムを使うと比較的容易に剥がせることがありますが、修正液が深く浸透してしまった場合は、完全には落ちない可能性があります。
洋服に修正液を付けてしまった際には、自分でなんとかしようとせず、クリーニング店で専門的に染み抜きしてもらうことをおすすめします。
自己処理を試みると、シミを広げてしまうことがあります。
しかし、クリーニングに出すほどでもない場合は、修正液が完全に乾いた後、衣服を軽くもんでから歯磨き粉でこすり落とす方法もありますが、生地が少し傷むことを覚悟してください。
手に修正液が付いてしまった時は、まずは石鹸と水で洗い流すことが基本です。
それでも落ちない時は、クリームクレンザーを使用してみるのも一つの方法ですが、肌が敏感な人は刺激が強いかもしれないので注意が必要です。
金属やガラス、プラスティックなどに修正液が付いた場合は、無水エタノールを染み込ませた布で拭き取ると良いでしょう。
これらの素材は修正液が比較的落ちやすいので、無水エタノールで効果的に清掃することができます。
