【レンガのセメント汚れを簡単・安全に除去する方法】おすすめの掃除方法は?

【レンガのセメント汚れを簡単・安全に除去する方法】おすすめの掃除方法は? 暮らし
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レンガの工事やタイルの設置には、セメントが欠かせません。

最近、DIYが趣味の方たちの間で、自宅の庭にレンガを使ったおしゃれな花壇を作ったり、玄関先にタイルを敷くのが流行っていますね。

SNSで魅力的なDIY作品を目にすると、自分でも挑戦してみたくなります。
ただ、実際に作業をしていると、思わずレンガにセメントをこぼしてしまうことがありますよね。

そのような時に便利なのが、レンガにこびりついたセメント汚れを効率的かつ安全に取り除く方法です。

レンガを丁寧に敷いたはいいものの、セメントで汚れてしまって困っている方は、ぜひこの記事で紹介する方法を試してみてください。

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レンガについたセメントの汚れを上手に落とすコツ

セメントは、水を加えて固まる性質を持っており、レンガやタイルを接着するのによく使われます。
乾燥後はとても硬くなるため、建材をしっかりと固定する役割を果たします。

たとえば、庭にレンガで作った階段や、玄関のタイル、外壁などをセメントで作る際につく汚れには、大きく分けて二つのタイプがあります。

  1. 施工中にレンガの表面についてしまうセメント
  2. 雨でセメントが溶けて流れた後に、乾燥して残る汚れ

こうしたセメントの汚れは、普通のクレンザーや中性洗剤ではなかなか落とせません。

ですが、セメントの性質をきちんと理解することで、除去するための効果的な方法を見つけ出すことができます。

セメント汚れはアルカリ性なので、酸性の洗剤を使って中和することで、汚れを落としやすくすることができます。

このようにして、レンガのセメント汚れを効率良くきれいにすることが可能です。

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レンガのセメント汚れをきれいにする方法

今回は、レンガについた厄介なセメント汚れを綺麗にするための方法をご紹介いたします。

こちらでご紹介する方法は、市販の製品や家にあるものを使って簡単に行えるものばかりですので、ぜひお試しください。

①トイレ用クリーナー「サンポール」を使う方法

レンガの隙間にこびりついたセメントの汚れは、市販の専用クリーナーで落とすのが一般的ですが、もし手に入らない場合は、「サンポール」のようなトイレ用クリーナーを使うと効果的です。

【用意する物】

  • サンポール
  • ゴム手袋と防塵マスク
  • 養生テープ
  • 皿やボウル
  • 古布やブラシ

【作業手順】

  1. 安全のため最初にゴム手袋を着用する。
  2. 汚れを取り除く前に、レンガの表面のゴミやホコリを掃除しておく。
  3. サンポールが周りに飛び散らないように、養生テープで保護する。
  4. 作業を開始する前に防塵マスクを装着する。
  5. 少量のサンポールを目立たない部分に塗り、変色しないかを確認。
  6. セメントの汚れにサンポールを布やブラシで塗布する。
  7. そのまま5分~10分放置する。
  8. 水でしっかりと洗い流す。

サンポールを使う際には、作業中は近くで様子を見ていてください。

レンガが変色したり劣化するのを防ぐために、長時間の放置はしないようにしましょう。

②塩酸を使う方法

塩酸は、サンポールと共にトイレの清掃に頻繁に使われる化学薬品の一つです。

「塩酸って危険なのでは?」と思われがちですが、家庭用として市販されている塩酸は濃度を調整してあり、安全性を考慮しています。

それでも、使用する際にはゴム手袋やマスクを着用するなどの安全措置が必要です。

【準備するもの】

  • 塩酸
  • 養生テープ
  • ゴム手袋とマスク
  • スプレーボトルまたはボウル
  • 布またはブラシ

【作業手順】

  1. 安全を確保するため作業開始前にゴム手袋をはめる。
  2. セメントの汚れをより簡単に落とすために、レンガの表面のゴミやホコリを事前に掃除しておく。
  3. 塩酸が誤って周りに飛び散らないよう、養生テープで作業エリアを保護する。
  4. 水で薄めた塩酸を1:3の比率で準備する。
  5. レンガが塩酸によって変色しないか、小さい範囲でテストする。
  6. セメントの汚れに塩酸を布やブラシを使用して塗る。
  7. 5分~10分程度放置する。
  8. たっぷりの水で洗い流す。

塩酸の取り扱いに際しては、工業用の塩酸に比べれば格段に注意を払う必要は少ないものの、それでも安全第一でご使用ください。

塩酸が不要な場所に触れないようにし、肌に触れないよう注意し、塩酸の研磨効果を過信せず、強く擦りすぎないようにしてください。

③クエン酸を使う方法

エコフレンドリーなクリーニング方法として人気のクエン酸は、ご家庭での清掃作業にも最適なアイテムとして注目されています。

セメントの汚れに対しては、クエン酸の酸性が汚れを効率的に分解するため特に有効です。

特に、小さなお子様やペットがいるご家庭では、非毒性で安全に使用できるクエン酸の使用がおすすめされます。

【準備するもの】

  • ゴム手袋
  • 約3小さじのクエン酸
  • 500mlの水
  • スプレーボトルまたは布

【清掃手順】

  1. 作業をする際には念のためゴム手袋をはめる。
  2. クエン酸を500mlの水に溶かし、この溶液をスプレーボトルに入れてセメント汚れに直接スプレーする。
    もしくはクエン酸水を染み込ませた布を汚れに当てて、10分ほど放置する。

クエン酸は100円ショップで簡単に手に入るほか、タバコのヤニや嫌な臭い、水垢の除去にも役立ち、フローリングの清掃にも使用できるため、一つ持っていると大変便利です。

④プラスチック製スクレーパーを使う方法

スクレーパーは、ヘラの形をしており、さまざまな用途に合わせていろいろな種類があります。

セメントの汚れがそんなに広範囲でない場合、スクレーパーを使って削り取ることができます。

レンガのセメント汚れを取り除く際には、金属製よりもプラスチック製のスクレーパーを選ぶと良いでしょう。

【用意するもの】

  • プラスチック製スクレーパー
  • 保護用の軍手

【掃除の手順】

  1. 安全のため作業を始める前に軍手をはめる。
  2. スクレーパーをセメントの汚れに対して斜めに当て、軽く押し出しながら削り取っていく。
  3. 削り取った後は、水でしっかり洗い流す。

セメントの汚れが取れにくい場合は、サンポールや塩酸をあらかじめ塗っておき、約10分待った後でスクレーパーで削り取る方法もあります。

この時、薬剤の使用に際しては、力加減に気をつけてください。

⑤専用クリーナーを使う方法

セメント汚れの除去には、エフロクリーナーという専用クリーナーがおすすめです。

レンガをセメントで接合した場所は、雨が降るとセメントが溶け出し、放置すると汚れが固まってしまうことがあります。

すぐに洗い流せば問題ありませんが、放置してしまうと後で取り除くのが難しくなります。

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 養生テープ
  • エフロクリーナー
  • ブラシ

【掃除の手順】

  1. 安全を考慮して作業の前にゴム手袋を着用する。
  2. 掃除する前に、対象エリアのゴミやホコリを取り除く。
  3. 養生テープで保護したいエリアをマークする。
  4. エフロクリーナーを汚れが気になる箇所にスプレーする。
  5. エフロクリーナーが泡を立ててセメントを浮かせるのを待ち、その後優しくブラシで擦り洗いする。
  6. 最後に水で洗い流して終了。

エフロクリーナーはホームセンターで約2000円で販売されていますが、使用頻度が低いため、コストを考えると使用後に撥水剤で保護しておくと良いでしょう。

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レンガのセメント汚れを落とす時の注意事項

レンガからセメントの汚れを除去する際に心掛けるべき重要なポイントがあります。

清掃作業を進める上での注意点。

  • 換気をしっかりと行う
    屋内で掃除をする場合は、窓を開けたり換気扇を使ったりして、常に空気を循環させましょう。
    サンポールや塩酸の使用時には、化学反応で有害ガスが発生することがあり、適切な換気が必要不可欠です。
  • 保護用具を必ず着用する
    安全な作業のために、ゴム手袋やマスクの着用は欠かせません。
    皮膚や粘膜への悪影響を避けるため、これらの保護具を正しく使用しましょう。
  • 金属製の工具は使用しない
    金属製の道具はレンガを傷つけやすいため、掃除にはプラスチック製のスクレーパーの使用をお勧めします。
  • 研磨剤が入ったクレンザーの使用を避ける
    レンガを傷める可能性のある研磨剤入りのクレンザーは使用しない方が良いです。レンガにやさしい清掃方法を選びましょう。
  • 酸性洗剤を使用する際は色の変化に注意
    サンポールや塩酸などの酸性洗剤を使用すると、レンガが変色することがあります。
    使用前には目立たない箇所で試し、変色のリスクを把握してから広範囲に適用してください。
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【レンガのセメント汚れを簡単・安全に除去する方法】おすすめの掃除方法は?

ここまで、【レンガのセメント汚れを簡単・安全に除去する方法】おすすめの掃除方法をご紹介しました。

レンガについたセメントの汚れを落とす際には、酸性洗剤を適切に使用するとスムーズにいきます。

小規模な汚れに対しては、プラスチック製のスクレーパーで対応すると、効率的にセメントを取り除けるでしょう。

作業の際には、換気を十分に行い、保護用具(手袋やマスク)を着用して安全を確保しましょう。

レンガを傷めることがないよう、研磨剤含有のクレンザーは使わないようご注意ください。

作業が終わったら、酸性洗剤がレンガに残らないようにしっかりと洗い流しましょう。